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本当に大切なのは“指”よりも“手首”の使い方かもしれません。

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◆ 指のリハビリ、うまくいかないのはなぜ?

「グーができない」「指を伸ばそうとすると、力が入ってしまう」「リハビリで指ばかり練習してるのに、変わらない…」

こんなお悩み、ありませんか?

実はその原因、「手首(手関節)」にあるかもしれません。今回は、“指のリハビリ”に欠かせない【テノデーシスアクション】という考え方について、わかりやすくご紹介します。


◆ テノデーシスアクションって何?

テノデーシスアクションとは、手首の動きに連動して、指が自然に動く現象のことです。

  • 手首を反らす(背屈) → 指は自然に「曲がる(屈曲)」

  • 手首を曲げる(掌屈) → 指は自然に「開く(伸展)」

この仕組みを活用することで、「自分の力で指を動かす」のではなく、**“手首の動きを利用して指を動かす”**ことができるのです。


◆ なぜテノデーシスアクションが重要なのか?

脳卒中の後、指の動きが難しくなるのは「力が出ない」だけではなく、細かいコントロールができないことや、力を抜くのが難しいことが大きな理由です。

しかし手首の角度をうまく使えば、指に直接力を入れずに動かすことができます。

つまり…

「手首の使い方」次第で、「指の動き方」が変わる!

これがテノデーシスアクションの強みです。


◆ 指が硬い・突っ張る人ほど、手首を見る!

リハビリでよく見かける例:

  • 指を開こうとすると、逆に力が入って突っ張る

  • つまもうとしても、指がピンと伸びてしまう

  • 手首がだらんと垂れて、何もできない感じがする

このような状態では、指のリハビリをがんばってもなかなか結果が出ません。まずは「手首の角度」を整えることが、指のリハビリの**“土台”**になります。


◆ 練習のポイント:まずは“手首の角度”から!

① 手首を軽く反らす(背屈する)

  • 手の甲が少し上を向くくらい

  • 無理に反らすのではなく、心地よい角度でOK

② そのまま手を“パー”にしてみる

  • 力を抜いて、自然に指が開く感覚を意識

③ グーの練習は、手首を反らしてから

  • 手首が反らせていれば、指は自然に曲がりやすくなる

➤ ポイントは「手首の角度」を意識すること!


◆ 日常生活でも、手首がカギ!

  • 箸を持つ

  • ペットボトルをつかむ

  • 洗濯バサミをつまむ

  • リモコンを押す

これらの動作も、指だけでなく手首の安定と角度がとても重要です。「手首を反らす」だけでも、日常生活の動作がグッと楽になります。





指が動かない、うまく使えない…そんなときこそ、「手首の角度」を見直してみてください。

テノデーシスアクションを利用すれば、“力づくで動かす”のではなく、“仕組みを活かして動かす”ことができます。

焦らず、コツコツ。手首から始める指のリハビリで、日常の「できた!」を少しずつ増やしていきましょう。

📝 ワンポイントまとめ

テーマ

ポイント

テノデーシスとは?

手首と指が連動する仕組み

なぜ必要?

指に無理な力をかけず動かせる

練習のコツ

手首の角度を整えることが第一歩

生活への応用

食事・着替え・操作動作など、あらゆる動きに関係


 
 
 

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